葉っぱ星人の花だより

華道・嵯峨御流のいけばなと出逢ったお花を中心にしたブログです。
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be京都の中華文物講座

JUGEMテーマ:趣味 

 

be京都さんで月一回開かれている

王先生の「中華文物講座」に参加しました。

 

コレクションを実際に触らせて戴き、

言われや年代はもちろん、その質感、重量、香り、使い方等を

実際に触らせて戴きながら、

お話しを伺います。

 

さて、上のデザインは何でしょう?

 

思わず、先日の泉屋博古館の展示を思い出しました。

 

答え!

『柘榴(ざくろ)』『桃(もも)』『佛手柑(ぶっしゅかん)』

「三多」という3つの幸せを象徴します。

 

『柘榴』は実の多さから子孫繁栄。

『桃』は長寿延命のシンボル。

『佛手柑』は幸福、吉祥と音通。

 

ちなみにこれは、手のひらに乗るほどの大きさで、

「水盂(すいう)」という、水を入れる文房具です。

(「水滴(すいてき)」と同じような役割)

 

小さなお匙(さじ)で穴から水を掬い、

硯に入れて、墨をする...

 

どんな人が使って、

どのような書画を描いておられたのか、

想像するだけでワクワクします。

 

 

こちらは虎の「陶枕」

 

小さいので子供用なのか、女性がつかわれたのか...

 

 

さて、最後にこれは何でしょう??

 

私がネズミと言ったら、先生は嬉しそうに、惜しいと...

 

 

この湯飲み茶碗の中央の柄も同じ動物です。

 

答えは『蝙蝠(こうもり)』です。

 

中国では「福」と音が同じで、

吉祥の模様といわれています。

 

文人華のお勉強も、日頃からその世界に触れていないと、

寓意もパッと浮かんできません。

 

私はやっぱり文人の世界が好きなので、

時間あるかぎり良いものを見ていたいと思います!

 

 

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