葉っぱ星人の花だより

華道・嵯峨御流のいけばなと出逢ったお花を中心にしたブログです。
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家の月

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月齢9.0 陰暦10日の今宵、昨日のような美しいHalf Moonは空にありません。残念ながら、雨雲に閉ざされています。
そこで我が家の月花器に『木通(あけび)』を…
これは、先輩の先生から戴いたお花です。
お庭のを切って下さったのです(^O^)
自然な蔓の姿が、かわいいです。
この器は、満月を表していますが、お花を月の前にいれて、欠けた月を表現しています。
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『谷渡り』を変化させて…

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今日は京都国立博物館の夏期講習二日目です。
内容は、シルクロードの染織、金銀のお話、そして浄土図についての講演でした。
どれも講師の先生が、面白いっ!!素晴らしい!!…と眼を輝かせてお話されるので、引き込まれてしまいました。
やはり「好き」と言うのは、すごいパワーがあり、説得力に繋がるのだと思いました。
夕方からは、出稽古に…
また、帰宅は夜に…(>_<)
アップしたのは、先日登場した『谷渡り』を用いた「創作花」です。
ポイントがないので、擦りガラスの玉も、用いています。
実は主人のコレクションです。水に入れると青く輝くのですが、カメラのフラッシュで、青く写ってくれました。
この硝子器は底が少し尖っていて、必ず傾くようになった、不安定な所が楽しい器です。
一輪だけ挿けても、似合います。
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朝の風景…

Image木賊1.jpg
それにしても毎日よく降るものですね(*_*)
通気性の悪い我が家では、信じられない事に、電話の配線がさびて(?)丸一日不通になったり、壁がかびたり…(v_v)
でも、植物にはうれしい湿気なのかもしれません。
朝1番に一階の窓をあけると、窓の外の私のお花達が朝露でキラキラ♪
早起きしても、寒くない夏が好きです(^O^)
今日から3日間は、毎年恒例の、京都国立博物館の夏期講習会に参加です!!夏の楽しみな行事の一つです。
今日は、中国の山水花鳥画のお話や、陶磁器のジャポニズムについて、また宸翰(しんかん、天皇様の自筆の書)について等、講演を聴きました。
最初から、とても興味があるものも、たいして無いものも、語り手により印象が変わります。
どの方も、その道のエキスパートですが、私のような素人にも理解しやすいよう、工夫してお話されるので、講義の組み立て方だけでも勉強になります。
夕方からは欲張って、新進作家展の後期を覗きに行きました。
また、一日中出歩いてしまった…(´〜`;)…
アップしたのは『木賊(とくさ)』の露!
向こうに見えるのはピンクの『ランタナ』です。
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鶴山公園のカンナ

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我が家の近所にある、鶴山公園の『カンナ』が綺麗に咲いています。
降りすぎる雨のせいで、うつむいているのもありましたが、葉っぱは瑞々しく…(^O^)
この『カンナ』は、地元の方が植えられたもので、この公園に児童プールがあった時には、そのフェンス沿いに、咲いていました。
プールを取り壊す時に、多くの方のご協力で植え替えられましたが、(たまたま居合わせて、私もお手伝いが出来ました♪)公園の除草をされる折に、間違って切られてしまう事が多く、昔みたいに沢山咲かないのは残念です。
また黄色だけでなく、真紅のもあったハズなのに、今年は見当たりません。(『カンナ』は葉の色が、咲く花の色により異なりますので、咲かなくてもわかるのです。)
『カンナ』もお生花にいけたりしますが、赤花より黄色い花の方が、水揚げが良いと、親先生がおっしゃっていました。
「伝統をいける」という本の『カンナ』のお生花は、私の親先生の作品で、先生が長岡で採取したお花をいれたのだそうです。
お話を伺った時、「へ〜、そうなんですか…」みたいな相槌くらいで、水揚げの極意や、挿け方のポイント等、何も尋ねなかった私…(T_T)…
いつも「欲が無いね…」と先生に言われていたのは、「勉強する意欲が無い…」という意味だったのだと、先生を失って初めて気付いた、ボケ子です(┬┬_┬┬)
『カンナ』と出会うと、そんなこんなを思い出します。
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『谷渡り』のお生花

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大覚寺の特別研究会「遊花一日・葉物をいける」で教えて戴いた『谷渡り』が、この蒸し暑さにも負けず、今もって元気です!!
さすがは南の国の植物です。
それにしても、葉先の表情の可愛いこと♪
さて、花材の『谷渡り』でも、充分に立派でしたが、やはり長崎の五島で出会った素晴らしく大きなのとは、比べものになりません。
道のあちこちに1メートルを軽く越すもの達が、わさわさ♪
私は恐竜(?)になった気分で、その中を歩き回りました。
沖縄でも、同じジャングル(?)のような景色に遭遇しました(^O^)
植物が自由に、のびのび生きている…そんな姿が印象的でした。
司所の方に戴いた『谷渡り』は、京の地で少しいじけていますが、その美しい緑色で、私にパワーをくれているのは同じです。
そうそう、五島の空港の喫茶室では『サンセベリア』の花と、対面できました。
こちらでは室内でも、冬を越すのが難しいので、花なんてとても!!
植物の本来の姿が、当たり前に見られる南の地…やはり心魅かれます。
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