葉っぱ星人の花だより

華道・嵯峨御流のいけばなと出逢ったお花を中心にしたブログです。
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年度末

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今日で24年度も終了です

一つ終わったと思うと次・・・と言う感じで、今年度は主人が町内の組長を務めます

私は雑事には余り関わらずに昔みたいに真っ直ぐな気持ちでお花に取り組みたいと思います



今日は先日撮った御所の「桃林」を・・・

一枚目のなんて、まさに「桃源郷」って感じでしょう



ここの「桃林」では『白桃』 『緋桃(ひもも)』『唐桃(からもも)』『八重咲き』・・・と色々な『桃』に出会えます



ロケーションも最高です。
向こうに見えるのが「大文字」です



『梅』と違って、新芽が成長するのが花と共に見られます

それでも『梅』や『桜』と見間違えている方が多いです
(もっと名札をつけてあげて欲しい・・・



4月に入ると、郵便物が来るたびに、ドキドキ・・・

とにかく新しい派遣先の通知が来るまで落ち着きません
(来たら来たで、また別の意味で不安になり、落ち着かなくなるのですが・・・

何事も一歩ずつ・・・そして、練習第一ですよね
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華道京展に…

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Image木蓮と….jpg

華道京展を拝見しました

感想は、「やっぱり嵯峨御流は良いなァ…
(自分と同じ流派と言うことで、身贔屓かもしれないけれど…

今日で前期は終了ですが、後期も期待して伺いたいと思っています

とにかく会場は春

春の花々が、これでもかっと咲き、香り・・・
また花器のバリエーション、構成のアイディア等、見所豊富で見飽きることがありませんでした

今回は特に、釣器を用いる指定があったようで、その扱い方が見ていて楽しくて、とても勉強になりました
  


さて、今日は穴埋めで万次郎の写真をアップします

瓶花の水を飲むのが好きで、烏みたいに顔を突っ込んでいるので、いつか顔が花器に挟まって、抜けなくなりそうな気がして、心配です



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鴨川の景

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今日は用事で、何度も鴨川の横を自転車で通りました

春の鴨川縁は最高だァ・・・

『染井吉野』も満開でした

『雪柳』も見事で、目を奪われました

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遠くに見えるのは大文字です。

のどかな景色です

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私が元気になれる『連翹(れんぎょう)』です。

私の斎号(さいごう)が、堯芳斎(ぎょうほうさい)なので、同じ「堯」の字が付いているこの木には、シンパシーを感じています
春風に靡くと、一つ一つのお花が蝶みたいで、空に羽ばたいてゆく感じがしました

実はとても生命力のある木なので、挿し木をすると百発百中です。 
(我が家にも勿論、花材の残りを植えています

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これは、私の格別お気に入りの木で、『山桜』です

もう少し花びらが、はらはらし始めていました。
今日はちょっと、散る桜を眺めていたい気分でもありました

テンション上ったり、下がったり・・・私も忙しいです






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特別!

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我が飛鳥司所より、華道祭に行われる親授(しんじゅ)式の日程の連絡がきました

実は今回、恐れ多い事に〈権法印〉という称号を私は戴くことになっています
この称号は正寝殿で授与されるので、今から特別な気持ちがします。
また〈院号〉をつけて頂くので、それもとても楽しみなのです

ですから久しぶりに着物を着て(華道祭は何時もお当番を優先させてきたので、今までの親授は洋服になってしまっていたのですが…)お式に臨むつもりです

楽しみのような、緊張するような…
何にせよ、着付けの準備も早めにしなくては
不器用なので、半襟をつけるのさえ大変なのです・・・実は・・・



華道祭の担当は、初めて行われるサテライト会場の常寂光寺と祇王寺なので、そちらもどうなるのかドキドキで…

とにかく、4月の華道祭は特別な感じになりそうです

昨日は如月の望でしたが、あいにくの雨でした
出稽古の帰り道に、朧月を拝んですっかり西行(さいぎょう)の気分でした。

願はくは 花の下にて 春死なん その如月の 望月のころ

西行の時代の『桜』なら、『山桜』かな・・・と、御所の『山桜』をアップしました

親授式の予定がわかり、私自身も「サクラサク」の通知が来たような気分でしたので・・・

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最高の『木蓮』

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京都御苑の中で、私が一番愛している木がこの『白木蓮(はくもくれん)』の巨木です
木の下に立って見上げると、白い鳥が空に吸い込まれてゆくように見えます

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白・・・といっても、アイボリー・ホワイトなのが目に優しくて好きっ

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すぐに花びらの先から茶色くなってしまうので、このような姿を拝めるのは、ほんの一瞬で
その瞬間に立ち会いたくて、何度も足を運んでやっと出会える幸せな景色なのです

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トリビュートで「乱成体」を挿けてみました
『フリージア』『ゴット・セフィアーナ』を添えています。

私にとって『白木蓮』は、天空の光のイメージなのです

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御所には『紫木蓮(しもくれん)』もあります

因みに『木蓮』っていうと、本当はこちらの色をさすようです。

どちらも好き
でも、『紫木蓮』は親先生の「五管」の作品を思い出し、ついスターダスト・レビューの「木蓮の涙」を口ずさんだりして、ちょっと寂しい気持ちになってしまいます

でも、この写真はちょっと嬉しくなる一枚でした
空掛ける『木蓮』って感じで・・・

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『幤辛夷(しでこぶし)』も本当に美しく開いていました
花びらの透けるピンクが、柔らかくてステキでした

遠くから見ると、本当に桜に見えて・・・
『種播(たねまき)桜』の異名もなるほどと、思えました。
(東北地方では、農耕作業の基準となる『桜』の開花が遅いので、『辛夷(こぶし)』を基準にするそうで、こんな名前で呼ばれるそうです。)

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万次郎も、やたらこのお花の下に居るのは、きっと私と同じお好みなのよね

因みに「万次郎」は、主人の命名です。
近所の野良猫を「万吉」と呼んでいたのですが(人生を満喫しているようなボス猫だったので・・・)その二代目の意味と、漂流の末に我が家に流れ着いたという意味で、(万次郎も野良猫で、衰弱死寸前で拾われたので・・・)「ジョン・万次郎」にあやかって・・・です。
(でも主人が寿一郎なので、自分の弟のつもりで次郎なのかも・・・と、私は思っていますが
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