今日は大覚寺へ・・・
今年度最初の、派遣講師の研究会です
新しく講師になられた方の御紹介があったり、華菩薩(けぼさつ)様の前で、花供養の写経をしたり・・・
何度迎えても、新年度のスタートならではの緊張感がありました
今日の課題は「移徙(わたまし)の花」
お引越しの意味でお祝いの心と火難を防ぐ祈りをこめて挿花します。
花材は火を消すのは水
と言う事で、『燕子花(かきつばた)』『河骨(こうほね)』『蓮(はす)』などの水草が用いられ、古書に残っています。
また火を連想するので
赤い花は遠慮し、白い花が良いとされました。
面白いのは音に「ひ」が付くものまで避けたということで、『桧扇(ひおうぎ)』『姫百合(ひめゆり)』なども×でした。
今回は「二重切」に『虫狩(むしかり)』と『燕子花(かきつばた)』をいれました
いつもはどちらかというと、小さくまとまるようなお花をいれてしまうので、上口を流しにして大きくいれてみました。
今年は自分自身の作品に幅が出るように、もう少し積極的なチャレンジをしてゆきたいと思っているからです
でも『虫狩』は折れにくく、ため易いと思っていたのですが、屈曲が多くて意外に添いにくい花材でしたので、最初から悪戦苦闘してしまいました
家に帰ってからため直しをしたら、すんなり足元が整ってくれて、やはり妙に力んでいたのね・・・
と、自分を笑ってしまいました
そんなことでは、まだまだね
・・・何事も・・・
今日、妙に意気込んでしまった原因の一つは、新派遣講師さんの中に以前私が受け持っていたクラスの方がいらっしゃって、「昔教えて頂きました・・・!」なんて話しかけて下さったことです
自分の生徒さんだった方が、派遣講師に・・・なんて・・・
夢のよう・・・
いつも、最後の研究会の時に、いつかまたご一緒に・・・と念じて、お別れしていましたが、こんな最高の再会があるなんて・・・
舞い上がらずにはいられませんでした
大覚寺の『山吹』も満開
まだ寒いけれど、初夏です。