葉っぱ星人の花だより

華道・嵯峨御流のいけばなと出逢ったお花を中心にしたブログです。
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清和天皇水尾山陵

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昨日の続きです

山道を登って、清和天皇様の御陵に参拝しました

途中、手水鉢のような湧水があって、その清涼感に感激しました

勿論、全員が手や口を清めてからお参りしました。



途中、水尾の名産『柚子(ゆず)』の子供と出会いました

もう少し早ければ、白いお花も拝めたはずですし、実のシーズンだったら、そこらじゅうで良い香りがするのでしょうね


さて、御陵の手前はこのように参道も美しく整えられていました。
手すりまでついていて、ビックリ



宮内庁の職員さんが、掃除されるとか伺いましたが、この管理は本当に大変そうです。

結構登った気がしましたが、嵯峨天皇山上陵よりも低い所にあるそうです。

でも確実にひと汗もふた汗もかいて・・・

ご陵の前で、講師の坂口博翁僧正と御一緒に、
「般若心経」を唱和し、神聖なこの場所で清和天皇様のお話を伺えたのは、貴重な体験でした。

空気が違う・・・そんな感じでした。


帰りは石を拾ったり、お花の写真を撮ったり・・・

となりは『樒(しきみ、しきび)』です。
愛宕山(あたごさん)周辺には、樒ヶ原(しきみがはら)と言うところがあって、この木の群生地があるときいていましたが・・・

丁度実の季節で、皆珍しがっていました。



廃校になった小学校で休憩の後、今度は神社へ・・・
清和天皇ゆかりの「円覚寺」は門前のみ・・・



こちらが清和天皇社。

パワースポットらしい気が、漂っていました





静謐なお宮さんは、悲運の天皇様のお心をお慰めするかのよう・・・



道中で出会った『勿忘草(わすれなぐさ)』

清和源氏・・・という名ばかりで、歴史から忘れられてしまっている天皇様の一生に思いを寄せることのできた一日でした。

京都はやっぱり面白い地が多いです。

フィールドワークのネタは尽きないですね。



















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保津峡

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今日は母校の、嵯峨芸術大学主催「生涯学習」の野外講座で保津峡に行きました
雨に洗い流された緑の美しさを満喫しました



講師の坂口博翁僧正が晴れ男ということで、今回も快晴
清和天皇さま縁の地・・・水尾・・・を巡ります。

珍しく今回はバスをチャーター



山の景色を楽しみながら、またご一緒する方々とお話しながら・・・



古くは「みずのお」と呼ばれた水尾。
綺麗な水が湧く所という意味があるそうです。
実際、清流にいたる所で出会いました



清和天皇様もこの地を大変お気に召され、譲位の後こちらで隠棲、仏道にはげまれたそうです。
そして現在の「清和天皇水尾山陵(みずのおやまのみささぎ)」を終焉の地にえらばれたそうです。



明日に続く
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中元の花

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今日は大覚寺に・・・・・・雨が降りそうな感じなので、凄い荷物だったのですが、バスで行きました。

今日の課題は「中元の花」・・・つまり『竹』です。
竹用のかさばるノコギリ、竹伐り用の台、マスキングテープ、節抜き用の棒etc・・・と、準備万端で行ったのですが、当たった竹が予想外に細くて、鋏でも切れそうなので、結局ノコギリ以外は出番がありませんでした。

以前に派遣の課題で勉強した事のある花態でしたので、いつもより講義も余裕を持って聴けたのですが、授業中や実技の間さえ、突発的に想い出し泣きする自分には愛想がつきました
(派遣講師の友人が、野口先生の社中さんだったこともあって・・・彼女を励ますつもりなのに、自分の方が涙もろいと言う情けなさ・・・
なんだか変に泣き癖が付いていて、涙腺がめちゃくちゃ・・・
前の「竹」の授業の時にもノコギリをひいていて、「左手の押さえ方が頼りない」と、亡き長谷川先生が押さえて下さったことがあった事も思い出して、また泣きそうに・・・
本当に雑念だらけでした                                         

さて、7月は「竹の春」ということで、葉の一番美しい季節です。
初伝の伝書(右の図)にある3つの葉も揃います。



 魚尾(ぎょび)

 
金魚尾(きんぎょび)

  
飛雁(ひがん)

私の竹は「飛雁」・・・巻き葉・・・が多くて、「金魚尾」・・・中央の巻き葉が広がったもの・・・が余りありませんでした。
カレンダーを見ると、本来の中元(旧暦の7月15日)は今年8月の21日ですから、その頃きっときれいに3つ揃うのでしょう。
7月、8月と大覚寺の竹林を、チェックしたいと思います

名称の元とされる「芥子園畫譜(画伝)」では「金魚尾」と「飛雁」の違いが余り分かりません
また、「魚尾」が巻き葉のように見えます。

また文人画の先生にお尋ねしなくては・・・



大覚寺に金槌を持って行くのを忘れ結局水揚げできなかったので、せめて・・・と、葉っぱに「ハワイアンミスト」をふりかけ、新聞で包んで持ち帰り、帰ってから節を抜いて、塩湯を流しこみました。

「桔梗(ききょう)」ともども、夕食を食べている間に元気になってくれました
七夕まで、もつと良いな・・・

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梅雨の晴れ間

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貴重な梅雨の晴れ間・・・
洗濯もすっきり部屋もちょっぴり片付いて・・・
おまけに、晩御飯の用意もばっちり

こうなると夜はぐったり・・・
普通に「主婦」しただけなのにね・・・

『擬宝珠(ぎぼうし)』の花が咲いています。
ちっちゃいスペースの中、次々に咲く花たちが、やっぱり元気の源です
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長雨

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一日中、どしゃぶりの雨
締め切った部屋の中、『百合(ゆり)』の香が漂っています。
野口先生のお別れのお花(『オリエンタル・リリー』と『オンシジウム』)のお下がりを頂いたので、家の『枝垂れ紅葉(しだれもみじ)』を添えた「祈り花」をいけました。

思いを込めて、先生のゆかりの器にいれました司所華展の記念品です。
四国からもって帰ったお花なのに、『百合』は見事に咲いてくれました
お花に向かって、そっと手を合わせ、先生へ尽きる事のない感謝の言葉をささげています



御霊(ごりょう)神社の『紫陽花(あじさい)』も満開です。
白楽天(はくらくてん)が仙境に咲く花のようと、詠ったお花といわれています。

天国にも咲いているでしょうか
私の親先生が一番好きだったお花なのだそうです
雨に打たれて、ますます生き生きしています。

私も昨日新しい生徒さんがいらしたりして、また少しやる気を取り戻せています
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