後期の授業がスタートしました。
2か月ぶりの教室は、皆が充実した夏休みを過ごされたようで、
元気で明るくちょっと賑やかな感じになりました。
女の子は大人びて綺麗になているし、男の子は社交的になった感じがしました。
後期はもう少し皆に向き合えるように、
そして試験用紙に書いて頂いた後期の希望を、少しでも叶えてあげられるように努力しなくては!!
説明も花材の取り合わせも、板書にも沢山の率直な意見を頂いて、
改善して行くのが後期の課題です。
とりあえず今日は、美しい『薔薇(ばら)』に喜んでいるようでした。
『石化金雀枝(えにしだ)』も『玉羊歯(たましだ)』も良いのが来ていて満足!
一生懸命いけたのですが、出来栄えは・・・
夜は上京区の薪能(たきぎのう)の招待券を頂いたので、白峯(しらみね)神社に行ってきました。
薪能ってはじめて拝見したのですが、
何が驚いたって、観客の多さにびっくりしました。
日本の伝統芸もまだまだ大丈夫!って感じがしました。
私は途中から伺ったのですが、それでも仕舞「野宮」ほか、舞囃子「高砂(たかさご)」、狂言「鬼瓦(おにがわら)」、
能「猩々乱(しょうじょうみだれ)」というプログラムを拝見出来て豊かな気持ちになりました。
一般向けの為か、以前拝見した能よりも、少しテンポアップしている感じもしました。
写真の「双ノ舞」は赤い扮装が慶祝で華やか・・・とパンフレットに書かれていましたが、
闇に浮かぶ演者の迫力は、秋の夜の澄んだ空気とマッチしていて、
独特の空気感がしました。
どんな芸能も教える者がいて、学んで伝える者がいて、また観賞してくれる人があってこそ
成り立っているのだと痛感して、
また今期、一人でも多くの華道家の卵を育てられるように、
全力を尽くさねば!!と力む私でした。